Foux Da Fa Fa

食べ物に集まるのはどこでも同じです。 cphpost.dk


8月末にコペンハーゲンで開催されたフードフェスティバルCopenhagen Cookingは大盛況に終わり、
観光客や地域住民などを中心に4万人が訪れたと主催者側は発表しました。
開催期間中に100以上のイベント、いろいろな試飲や子どもの料理、
地下鉄metroの車内に厨房を設けての食事といったも催しが各地で開かれました。


主催者は今回のイベントの盛況ぶりには
Nomaが世界最高のレストランに選ばれたことが関係していると見ています。
今年の成功によって主催者は、
来年は更に多くの有名料理家達を招き、イベントの数も増やしたいとしています。


車内が香りで充満するんでしょうね。
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あと少しの差が大きいように思えます。 24.dk


書店の本棚にはパン焼きを紹介した本で埋め尽くされ、小売店では小麦粉の売り上げも好調です。
デンマークの家庭ではサワー種や特別な小麦を使用して
手間をかけて自家製のパンを焼くことが人気を集めています。
各スーパーの店舗でそのパン焼きブームが感じられるということです。


「ここ3年の間に小麦粉の売り上げが大幅に伸びています。
特に高価な小麦やスペルトのような特別なものへの関心が高まっているようです」
と小売店の広報担当者は言います。
このように小売店での小麦粉の販売が好調なことを追い風に、
レストランや健康食品店で開かれているパン焼き教室が高い人気を集めています。
「本当に素晴らしい。3年前に教室を開いた時には月に1つのコースしか開けませんでした。
それが今では家族向けや企業向けに月4〜5つのコースを開催しています」
と料理教室の運営者は語ります。
今年の春の地点で有名シェフが教えるパン焼き教室は年内の定員が埋まりました。
他の料理教室でもパン講座は既に完売しているようです。


ライフスタイルの専門家はこう分析しています。
デンマーク人にとって自分で作業をすることはこれに限らず喜びであり、
パンの場合には直ぐにユニークな結果が出ることが好調の要因だとしています。
そしてこれは買い物が国民的娯楽ともいえた人たちの経済危機に対する反応でもある、
としています。
「私たちはそれまでの間、無駄な浪費をしていたことに罪悪感を覚えています。
だから以前のようにお金を使用することなく、別のことへと投資しています。
そして今、人々は物事を介して生活の意味を見出そうとしているのです。
パンを自分で作るということは単に料理だけではなく、そこには表現も含まれています。
だから編み物や日曜大工を再び始めようとする人が多くいるのです」


彼女によれば、特に小さな子どもを抱える家族がパンやケーキの自家製に積極的だということです。
そして彼らは金融危機の影響は受けながらも正しい食事のためにはお金を惜しまないとします。
「不況の中にあっても贅沢を選択することはできます。
以前ならばブランド物のバックを買うことにお金を費やしていましたが、
現在ではより身近なことに、そして家族の為になることにお金を投資しています。
そこで人々は特別な小麦粉を買うという選択をしているのです。
そして食卓で、どこで小麦が作られ、どのようにパンを作ったのかを話し合うのです」


フランスパンが家で美味しくできたのなら。
Foux Da Fa Fa / Flight of the Conchords 2007年