Someone To Light Up My Life

風よ吹け。


経済不況が続く中で各国は新エネルギーに対する投資が停滞気味ですが、
スウェーデンでは主に風力発電への投資が好調を維持しています。
「幸せでもありますが戸惑いもあります」
とSwedish Wind Energyの副社長は言います。
彼は経済不況がこの産業に打撃を与えると予想していたとしています。
「この産業は不況に良く耐えたと思います」
同組織によれば2010年に風力発電量は557MW増加すると見込んでいて、
これは前年から36%増加したことを意味します。


Göteborgに拠点を置くGothia Vindは、
スウェーデン南部に風力原動機を新たに100基建設し、
合計200〜300MWを発電する計画を発表しました。
これはオランダ投資会社との合弁で運用される予定です。


スウェーデン政府は2020年までに、
国内のエネルギー需要の半分を再生可能エネルギーとする目標を立てています。
現在はこの国の20%がそうした発電によるものです。
スウェーデンでは風力発電の発展が目覚ましく、
1980年代以降タービンの数は4年毎に倍増しています。
昨年1年間で198基が建設され、今年も219基が設置あるいは建設中となっています。


日本の再生可能エネルギーの割合は2008年度に3.2%でした。
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海鳥に胸はちぎれる。


夏にアイスランドで行われた海鳥の生態調査の結果に動物学者は危機感を口にしています。
生態調査で明らかになったのは、
ここ10〜15年の間にBrünnich's Guillemot(ハシブトウミガラス)は44%、
Guillemot(ウミガラス)とFulmar(フルマカモメ)は30%以上、
それぞれ減少しているということです。


アイスランド近海の海鳥の生態を調査している研究者は、
主な原因として、海流の変化によって海鳥のヒナが餌としている
Sand eel(イカナゴ類)が大幅に減少したことが影響していると見ています。
ただ彼は、他にもまだ明らかにされていない原因があるとも述べています。


黒いカモメっているんでしょうか?
Someone To Light Up My Life / Sarah Vaughan 1977年