ロックンオムレツ

朝はパン派です。 24.dk


1日を元気良く過ごすためには、健康的で栄養価に優れた朝食は欠かせません。
しかしこどもは食事よりも、より長い睡眠を選択しているようです。
Statens Institut for Folkesundhed(SDU,国立国民健康研究所)が11〜15歳の子どもを対象に、
どれくらいの頻度で朝食を摂るかを調査したところ、
デンマーク人と移民系デンマーク人とでは習慣にばらつきが見られたということです。


デンマーク人の男子の7%、女子の10%が習慣的に朝食を摂っていません。
これが移民系の場合には男子は17%、女子は25%という結果になっています。
この結果について、社会学者で食文化の専門家でもある男性はこう言います。
「移民系のこどもの多くが朝食を摂らないという結果には驚いています。
なぜなら彼らは独自の食文化を築いているからです。
だから私はこれが民族に起因するものではなく、
経済性や社会的境遇によって差が生まれていると考えています」


「多くの移民系が貧困による問題を抱えていて、
それによって朝食を摂らないことが当たり前のようになっています。
私の研究では、同じ移民系でも親が職を持ち経済状況が良好な家庭では、
貧困層とは異なった結果が出ていることも分かっています」


朝食を摂らないことは1日の活動に悪影響を与えるとして、
大学の栄養士はそれを大きな間違いだと指摘します。
「寝ている間もエネルギーを消費しているので朝食はしっかりと摂る必要があります。
摂らない場合には、一日を疲れと無気力と共に過ごすことになります」


朝寝坊?朝シャン?朝ご飯です。
ロックンオムレツ / 森高千里 1994年