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果たして20年後は如何に。 sverigesradio.se


スウェーデン南部のMalmöは環境都市のモデルとなるべく計画を発表しています。
その計画では2020年までに市内すべての公共団体での化石燃料の使用を辞め、
そして2030年には都市全体が完全に化石燃料と決別するとしています。
更に温室効果ガスの排出量を40%減少させる計画も明かしています。


Malmöは1980年代に海運業界が低迷して以降、
深刻なアイデンティティーの危機と格闘してきました。
今回のように環境技術や研究への投資を打ち出すことで、
市が新たな方向性へと踏み出すことが期待されています。


市内のVästra Hamnen地区は環境に配慮した建築でその世界を牽引しています。
気候変動に対処する狙いで2001年に建てられた家には、
余分な雨水を吸収できるよう屋根をコケで覆う設計が為されています。
また太陽や風といった再生可能エネルギーですべてをまかなう住居が1000存在し、
年間に4000人を越える見学者が訪れています。


「どうしたら未来の基準になりうるかを考えています。
これは単なる実験ではないのです」
と同市の環境部門広報担当者は言います。
また都市開発長は、それは保障されているものではないけれど、
厳しい目標はMalmö自身の為に存在するといいます。
「高い目標を設けなければ、何も起こすことが出来ないでしょう」


Malmöの人口は約30万人です。
REFRESH / KICK THE CAN CREW 2003年