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味の違いはあるのでしょうか。


うなぎはスウェーデンでは燻製にしたものが珍味として親しまれていますが、
ヨーロッパ各地では絶滅の危機に瀕しているとして様々な制限がされています。
その成果なのか、あるいはそれとは関係ないのか、
スウェーデン南東部のKalmarにはうなぎが戻ってきているということです。


European eel(ヨーロッパウナギ)はIUCN(国際自然保護連合)によって
絶滅の危機に瀕している事を指すレッドリストに指定されています。
ただKalmarでうなぎ漁師を営む男性は、うなぎが良く確認されるようになったと言います。
「この周辺には沢山のうなぎがいます」。
「確かに昔の方が数は多かったけれど、ここ5年で大分回復しています」。
彼のようなうなぎ漁師がこう発言しても、
既にNaturskyddsföreningen(自然保護協会)は保護することを理由に、
漁師に漁業権を販売することでうなぎ漁の許可制度を採用しています。


この地方に暮らす生物学者はこう言います。
「うなぎが本当に絶滅の危機に瀕しているのかについては、
人それぞれの異なる意見があるでしょう。
私もこれに関してはどちらともいえません」。
先程の漁師はいくつかの規制に関しては緩和されるべきだといいます。
「現在の規制は厳しすぎます。
70cm以下のうなぎは再放流することになっていますが、それは十分大きいうなぎといえます」。
ただ生物学者は規則が直ぐに変わるとは考えていません。
「規制を緩和するとは思えません。
これは政治的な問題、EU全体の問題なのです」。


蒲焼き食べたい。

I LIKE IT / Crystal Kay loves M-FLO 2003年