You Won't Get It

マイマジョリティ。


フィンランド大手企業役員の23%はスウェーデン語を母語としている。
これは『Helsingin Sanomat』紙が
ヘルシンキ証券取引所に上場する50企業を調査して明らかになったものです。
上場企業の役員におけるスウェーデン語話者フィンランド人は、
国内全人口におけるスウェーデン語話者の割合(5.4%)を大きく上回っています。


「おそらく彼らは一般的な人よりもビジネスに関与しています。
会社の所有権の割合でも同じような結果が出るはずです。
でもこれは単なる憶測に過ぎません」
とHallitusammattilaisetの会長は言います。
コンサルティング企業の会長は、
大企業はスウェーデンとの関係性が強いことを指摘します。
スウェーデン人とスウェーデン語で話せることは付加価値になります」。


Svenska litteratursällskapet i Finland(SLS,フィンランドスウェーデン文学協会)
の会長はこの結果に特別驚いた様子はありません。
彼は複数の企業で役員を務めています。
スウェーデン語話者達が積極的にこの国の経済に関与しています」。
彼の話によると、
スウェーデン語話者のフィンランド人は全体の人口比で見ると、
平均よりも高い割合で経済学の教育を受けているということです。


ヘルシンキ大学の教授は
大企業におけるスウェーデン語話者の割合が高いことについて、
この国の歴史的背景から説明します。
フィンランドの大企業は何世紀にも渡り都市部に集中し、
それらはスウェーデンブルジョアジーが支配していました。
そこに進出してきたStockmannやFazerといった外国起源の企業は、
こぞってスウェーデン語を採用したということです。
彼は20世紀初頭に同様の調査をした場合、
スウェーデン語話者の割合は現在とは逆の数字になっていたはずだとしています。
もしこうした役員に子どもが誕生したときには、
子どもはスウェーデン語の学校へと行くのでしょうか?
「もちろん。良い戦略といえます」と彼は言い、
ソーシャルネットワーキングの重要性を過小評価してはいけないと付け加えました。


英語なら問題なし?

You Won't Get It / Stalingrad Cowgirls 2007年